今から15年前の1996年、オリンピックがアトランタ(アメリカ)で開催された。
当時、バイシクルで有名な「USプレイイング カード社」が「アトランタオリンピック記念」と共に「近代オリンピック開催100年」を記念して、その年限りの記念カードを製作した。
その時作られたカードは次の6種類で、カードとして極めて高品質であると共に、カードコレクターの立場からしても価値ある逸品であった。
オリンピックの公式カード。通常のバイシクルにオリンピックのロゴを組み合わせたもの。色はゴールドとグリーンの2種。
上記の公式カード2種を豪華なギフト箱に収めたもので、日本国内では200セットの限定販売。
アトランタオリンピック公式キャラクター「イージー君」を描いたもの。12種類のオリンピック種目のスポーツをイージー君がおこなっているオモテ柄がユーモラス。
1896年~1996年の夏季、冬季オリンピックのロゴ、ポスター、マスコットなどをオモテ柄に採用。近代オリンピック100周年を記念して作られたもの。
100年前のアテネ オリンピック以降のポスター、ロゴ、キャラクター、画報のいずれかをケースとバックデザインに採用したミニチュアカード 24個。
1924年のシャモニー・モンブラン大会より1994年のリリハンメル大会までのポスター、ロゴ、キャラクター、画報のいずれかをケースとバックデザインに採用したミニチュアカード 17個。
その頃、私はカードコレクションに熱を入れ始めた頃であり、既に700個を越えていた。
コレクターは、自分で集めているモノを、より高く評価する事は言うまでもないが、当時、オリンピック記念コインが銀貨2枚で16480円で販売されていた。
「カード6種類(今回紹介したカード)と銀貨2枚がほぼ同額であったがコインより価値があるのではないか!」と友人に語り、自慢して見せてまわった事を思い出す。
オリンピックもその後、シドニー、アテネ、北京と開催され、2012年にはロンドンで開催されるが、オリンピック開催時に、これだけの記念カードが作られた事はその後、耳にしていない。
やはりカード王国のアメリカならでは事ではないかと思っている。