前回の方法12と全く同じです。つまり、4Aを膝の上にフェイスアップで横にして置いておき、デックもショートエンドを自分の方に向けてテーブルへ置いておきます。 両手も、4本指をテーブルエッジに指を少し広げて曲げて付けておき、両手の親指も、テーブルエッジの内側の縁に付けておきます。
客にデックをシャッフルするように言います。
その間に、右手を膝にやり、4Aの右下コーナーを握ります。
そして、右手の手首から先を左手の方へ動かして、4Aの左上コーナーを左手の人差指の第2関節に付けて、4Aの下側の左下コーナーを左手親指の指先に付けて、4Aを保持します<写真1>。
右手は、上へ上げていき、テーブルエッジに左手と同じようにかけます。
4Aは<写真2>のように角度を少し斜め下に向けて保持します。
客に少しのカードをカットしてもらい、パフォーマーは、それを自分のテーブルエッジ近くに置き、右手で少しスプレッドして、次にかき集める時に、右手の親指で、左手の4Aのフェイスカードを剥ぎ取るのは、前回と同じです。
しかし、右手親指で左手の4Aの1枚を剥ぎ取る時に、左手親指は、4Aの上部サイドがテーブルと同じ高さになるように指先を少しだけ上へ動かします<写真3>。
あとは、前回の方法12の<写真8>と全く同じように、4Aのフェイスカードを剥ぎ取ります。
ここで注意することは、右手親指が左手の4Aのフェイスカードを完全に剥ぎ取る前に、左手親指は、残りのAを<写真2>の位置に戻します。
つまり、1枚のフェイスカードが、左手のエースパケットから完全に剥ぎ取られる前に、左手親指は残りのAを斜め下に下げる、ということです。
この手順を繰り返して、最後に4パケットのボトムAを示します。
マーローズマガジン Vol.5, p.256