セントルイスのマジックライフの素晴らしさと言えば、ダイバーノンが好んだ事で有名なMidwest Magic Jubileeが隔年に開催される事でしょう。1956年、ちょうど私が生まれた年からセントルイスで隔年に開催されており、幸いにも3回も出演させて頂きました。セントルイスのマジック仲間でJubileeと言えば、Midwest Magic Jubileeです。
初めて参加したのは1995年ですが、大学3年の時に帝国ホテルで開催されたPCAM東京大会以来のコンベンションの参加で、その中身は正直言って驚きの体験でした。パンフレットを添付しますが、ロジャー・クラウスやスコッティ・ヨーク、ジェイ・マーシャルなどがさりげなく並んでいます。
参加費は80$で、このようなメンバーで朝から深夜まで3日間のマジック三昧ですからたまりません。
私の出演は2日目のガラショーでしたが、ステージの共演者は、ジェイソン・バーニー、マーチン・ルイス、ファルケンシュタイン&ウィラード、そしてデビッド・ウィリアムソンでした。
お恥ずかしい限りですが、その当時は共演者がどのような人かも何も知らずに楽屋でも気軽に歓談していました。
本番での彼らのステージの演技に驚かされただけでなく、後日、”The World Greatest Magic”のTV放送を見て、どのような人たちと共演したのかを知る事になりました(大汗)。
最後に、決して自慢ではありませんが、St.Louis Post-Dispatchという地元で最も読まれている新聞の記事も添付します。なんと、多くのビッグネームを差し置いて、日本からというだけで私の名前があり良い記念になっています。
私は自分自身の経験から、マジックを志す人には、何かひとつで良いからオリジナル(か得意な演技)をマスターする事を勧めています。
私はクロースアップは得意ではありませんが、私のちょっとしたコインの扱いをポール・ガートナーが気に入ってくれたおかげで、目の前で沢山のコインマジックを見せてもらう事も出来ました。やはりマジックも ”Give & Take” と思います。有名なマジシャンでも結構見せる事が好きな方が多いので、何か一つでも見せられるマジックさえあれば、非常に多くの事が学べると思います。
Midwest Magic Jubileeが楽しかったのは、舞台で演じた後には、多くの参加者が握手を求めてきたり、話しかけてくれたりした事です。多くの人からコンテストへのチャレンジを勧められ、その気になったのがこの大会でした。