食べたそばの代金を、勘定の仕方でズルする名作落語「時そば」の終わり方をマネて、セリフを畳み掛けて最後に「半(う)どん」の地口落ち。正しくは「八つ時(やつどき)」は、現在の午後二時。「半どん」(「壁どん」ではありません)は戦前、地方によっては正午にそれを知らせる空砲を撃ったことによる呼び名。今は知っている人も少ない死語となっていますが、マジックの観客は年配者が多く、笑ってくれました。口に入れたうどん、味が「手抜き」でまずかったなあ~。この作品が自分的には一番の出来だったと思います。
(2010年10月31日、第65回TAMCマジック発表会、演技時間:11:49、
虎ノ門ニッショーホール)