第3回
基本用語:カード(1)
第1回目と第2回目のような事も踏まえ、私が持っているエルドナーゼ(アードネス)の本を参考にしながら、カードマジックに必要な基本用語を3回に分けて私なりに解説してみます。
カードマジックをやり始めの頃は"トランプ"という言い方をしている人が多いようですが、カードマジックの世界では一組のカードを"デック"という言い方をしています。
デック(米語)・パック(英語)は、カード1組の事で、そのデックを少しの量の組に分けたそれぞれを"パケット"と言います<写真1・2>。
さて私の解説でも、これまで多くの英語の言い方が出てきましたが、デックの各部分を説明したり、書いたりする時には日本語を使わずに英語を使います。
書く場合は、カタカナにしています。その方が言い易く、理解し易いのです。
例えば、日本語の手品本にはデックの各部分を"右外隅"、"左下隅"、"外端"、"内端"などと書いてあるものもあります。 それを発音すると、"みぎそとすみ"、"ひだりしたすみ"、"がいたん"、"ないたん"と発音しなければならず、言いづらいし、今風ではありません。
ここでは、右外隅を"アウター・ライトコーナー"、左下隅を"インナー・レフトコーナー"、外端、内端をそれぞれ"アウターエンド"、"インナーエンド"と言います<写真3>。
また、カードマジックをやり始めの人に説明する時には、"みぎ上(うえ)コーナー"、"ひだり下(した)コーナー"などと言ったり書いたりしています。
カードマジックでは、この他に覚えなければいけない言葉(英語)はたくさんありますが、私の場合、その度にカタカナで書いています。
トップ、ボトムは、デックとパケットの場合の"上、底"という意味の言い方で、バック、フェイスは、1枚のカードの場合の"裏、表"という意味の言い方です。
そして、フェイスのコーナーにある◆3の部分を"インデックス"と言い、◆とか3の印(マーク)を"ピップ"と言います<写真4>。
1枚または複数のカードやパケットやデックをひっくり返す事をターンと言います。
そして、裏向きのカードを表向きにターンする事をフェイスアップにすると言い、その逆の表向きのカードを裏向きにターンする事をフェイスダウンにすると言います<写真5>。
初めての場合、文字だけでは全然覚えられませんが、1組のカードと写真と解説を照らし合わせながら、繰り返しやっていると、自然に言葉が口から出て来るようになり、覚えられます。