ベーシック・ムーブ
第21回
リボンスプレッドの見せ方
これもフラリッシュですが、見ている人にカッコイイ!という感じを与えるようです。
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右手は、デックをフェイスダウンで、テーブルへ、左から右へリボンスプレッドしますが、この場合は、弧を描かないで、一直線に、しかも、等間隔でスプレッドします。
それには、右手の人差指に均等に力を入れてスプレッドすると、きれいに広がります。
<写真1、2>。
写真1
写真2
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スプレッドが終った右手は、その中指と薬指の指先をスプレッドの左端のカード数枚の左サイドの中央に付けて、左手の人差指、中指、薬指の指先を、そのカードのフェイス側に入れてカードを掴みます。
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そして、左手首を右方向へ少しターンすると、その枚数のカードも一緒に持ち上がってきます
<写真3>。
写真3
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左手のターンを続けながら、左手の親指をバックから放して、フェイスに付いている左手の人差指、中指、薬指で、ほんの少し強くそのカードをフェイスアップにターンすると、スプレッドが次次に右方向へ、波のうねりのようにターンしていきます。 それと同時に、右手の平を上に向けます<写真4>。
ここのポイントは、スプレッドの長さにもよりますが、左手でターンする力が弱いと、波が途中でストップしてしまい、逆に、強すぎると、岩に当たって打ち砕けた波のようにスプレッドがバラバラになってしまうので、左手の力加減に注意して下さい。
写真4
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フェイスアップになったスプレッドの右端は、右手の平に乗っていて、その左端は、左手の平で押さえています<写真5>。
写真5
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次に右手は、そのままカードを左手の方へ集めていきます。
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右手が左手に着いたら、右手の親指をデックのフェイスに付けてデックを左手と共に持ち上げます。
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右手はデックを握ったまま、左手は、デックを放して、左方向へターンして、手の平を上に向けます。
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右手は、デックの左サイドの下部の縁を左手の人差指の第一関節から左手の小指の第二関節にかけて、少し斜めに付けます<写真6>。
写真6
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そして、右手の人差指、中指、薬指、小指でデックのバックを左方向へ押しながら、右手の親指をフェイスから放して、デックを左手の平へフェイスダウンにターンします<写真7>。 すると、デックの左サイドのアウターコーナー近くに、左手の親指のボール部がタッチして、しかも、デックの左サイドは、左手の親指のベースにタッチしています。
写真7
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右手は、デックをエンドグリップで握り、両手で、両サイドと両エンドを揃えます。
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Photo: study by CodyR